郡政府の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 22:24 UTC 版)
「マイアミ・デイド郡 (フロリダ州)」の記事における「郡政府の構造」の解説
マイアミ・デイド郡庁は郡全体から選出され、任期は4年間である。郡長は郡政委員会に属さない。郡長が郡政委員会の承認と同意を得て郡マネジャーを指名し、郡マネジャーが郡政府部門の運営を監督する。郡長は郡政委員会の決議に対して拒否権を持っている。 郡政委員会が立法府であり、小選挙区から選ばれた13人で構成されている。任期は4年間であり、2年毎に半数が改選される。委員は議長を互選し、議長が会合を主宰し、立法委員会のメンバーを指名する。委員会は法を立法し、部門を創設し、郡内の事業運営を規制する幅広い権限を持っている。3分の2以上の賛成があれば、郡庁の拒否権を無効にできる。 フロリダ州憲法では各郡で行政と監理の機能を行う6人の選挙で選ばれる役人を規定している。保安官、資産評価官、選挙管理官、税徴収官、巡回裁判所事務官、会計監査官である。しかし現行憲法では、自治ルールを採用する郡住民の承認により、役職を廃止し、または下位の郡部門を組織化することを認めている。マイアミ・デイド郡住民は保安官、資産評価官、選挙管理官、税徴収官、会計監査官についてこの選択肢を選んだ。巡回裁判所事務官、州検察庁の司法官、公選弁護人は州政府の部門のままであり、よって独立して選出され、郡政府に属していない。 マイアミ・デイド郡と州内他郡との大きな違いは法執行機関の名称である。選出された保安官がおらず。保安官事務所という組織がないことでは唯一の郡になっている。相当する機関はマイアミ・デイド警察署と呼ばれ、その長は大都市圏保安官、およびマイアミ・デイド警察署長と呼ばれている。しかし、マイアミ・デイド警察のバッジは現在も「デイド郡副保安官」と記されている。
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