還元乳

デジタル大辞泉

かんげん‐にゅう〔クワンゲン‐〕【還元乳】

読み方：かんげんにゅう

粉乳や無塩バターに水を加えて均質化し、牛乳の状態に戻したもの。

酪農用語解説

還元乳

還元乳とは、脱脂粉乳やバターなどの乳製品を水で溶かしたもので、牛乳と同じ成分を持ち、よく似た外観をしています。作り方は、全脂粉乳を使う場合と、脱脂粉乳と無塩バター（クリームやバターオイルを使うこともある）を使う場合に分けられますが、貯蔵性がより高い後者の方が一般的です。 還元乳は、それのみで売られることはなく、加工乳や乳飲料といった牛乳タイプの飲物に使われています。生乳を使わず還元乳を使うのは、生乳の生産量が季節や地域によって変動があるため、需要の調整に役立つことがあげられます。 例えば牛乳メーカーにとっては牛乳の需要の減る冬に生乳を脱脂粉乳などに加工して保存しておけば、需要の多い夏、生乳が不足する時に還元乳として使うことができます。

お菓子の辞典

還元乳

・乳製品(濃縮乳、クリ－ム、全脂粉乳、脱脂粉乳、バタ－)を濃縮または乾燥して保存し、後に水を添加して一定の成分組成に戻したもの。 　

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「還元乳」の例文・使い方・用例・文例

• 還元乳を原料とする牛乳