避難港としての役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 02:18 UTC 版)
日本国内でも有数の活火山として知られる桜島において噴火などの大規模な火山災害が発生した際には、桜島全域において噴石や火砕流による被害が発生することが想定されており、噴火発生前の早期に桜島島外への避難が必要となる。桜島島内からの避難方法として各集落に設置されている避難港から桜島フェリーや漁船などの救難船舶に乗船して対岸の薩摩半島にある鹿児島市街へ避難することが想定されている。 桜島の住民らは徒歩で避難港付近に整備された退避舎に一時的に避難することとなっている。鹿児島市船舶局の「桜島噴火時等の避難確保計画」によれば桜島横山町にある桜島フェリーターミナルには日中においては観光客を含めて最大1,100人程度が避難することが想定されている。避難港にてフェリーなどの救難船舶に乗船して予め指定されている鹿児島市街の避難所まで輸送される。この場合においては居合わせた観光客は障害者や高齢者と同様に要援護者として対岸に位置する鹿児島市街に避難する予定となっている。
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