遵法的態度と違法・違憲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/21 06:34 UTC 版)
「市民的不服従」の記事における「遵法的態度と違法・違憲」の解説
市民的不服従は特定の法律・命令に絞って行われる。法律や政治秩序全般を否定するのではなく、むしろ他の面では遵法的な人が、良心に照らして譲れない部分に限って不服従を行うのが普通である。 市民的不服従が拠り所とする価値は、憲法で権利として謳われていることもある。その場合、逮捕され起訴された人は、法律の違憲性を裁判で争うことが可能である。勝訴すれば不服従した人が実は法を正しく守っていたということになるが、敗れた場合に不服従した人が誤りを認め、行動を止めるとは限らない。良心や、(憲法がのっとるべき根本規範としての)自然法を拠り所にする人は、その実現を妨げる判決は不当だと考えるのである。
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