適用例 [編集]
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/05/17 15:27 UTC 版)
ポーランドの紋章学において、ギュールズは紋章の地の色として最も普及しているティンクチャーである。16世紀を通じ、ポーランドのすべての貴族のうちほぼ半分の紋章はギュールズを地とする紋章であり、その上に1つ以上のアージェントのチャージがあるものであった。 オランダのアムステルダムの紋章は、ギュールズの地にセーブルのペイル(紋章学の用語で縦帯のこと)が重ねられ、そこに3つのアージェントのサルタイアー(斜め十字)が描かれている。この配色は、原色に原色を重ねてはならないというティンクチャーの原則に反するものであるが、この斜め十字のおかげで視認性に問題はないとして指摘を免れている。また、中央ヨーロッパの一部地域ではセーブルを原色と見なさないこともあったため、そういった観点からもアムステルダムの紋章には問題がないとする説もある。
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