適応病態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 20:51 UTC 版)
VADの適応病態としては、開心術後の心不全症例、心筋梗塞後、心移植までのブリッジ(BTT: bridge to transplant、心移植までのつなぎのための使用)、心移植の代替としての永久使用(DT: destination therapy)などがある。日本においては、1997年に心移植が再開されるまでは開心術後の体外循環離脱困難や低心拍出量症候群、劇症型心筋炎などが主流であったが、心移植再開後は日本でもブリッジとしての使用が主流となっている。主な適応疾患としては心筋症(拡張型心筋症、肥大型心筋症、その他の特発性心筋症、二次性心筋症、虚血性心筋症など)、致死的不整脈による血行動態破綻、また単心室症、大血管転位症、右室流出路狭窄疾患などの先天性心疾患が挙げられる。
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