過酸化クロム(VI)とは? わかりやすく解説

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過酸化クロム(VI)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/19 01:30 UTC 版)

過酸化クロム(VI)(かさんかクロム ろく、: chromium(VI) peroxide)は化学式が CrO5 と表されるクロム過酸化物である。酸性過酸化水素水にクロム酸ナトリウムのようなクロム酸塩を加えることによって得られる不安定な化合物である。過酸化クロム(VI)が生じると、一般に黄色のクロム酸塩は暗青色〜暗茶色に変化する。金属クロム酸塩は過酸化水素水および酸と反応して、過酸化クロム(VI)と水、酸の金属塩を与える。




  1. ^ Holleman, Arnold F.; Wiberg, Egon; Wiberg, Nils; (1985). "Chromium" (in German). Lehrbuch der Anorganischen Chemie (91–100 ed.). Walter de Gruyter. pp. 1081–1095. ISBN 3-11-007511-3."
  2. ^ Firouzabadi, H.; Iranpoor, N.; Kiaeezadeh, F.; Toofan, J. (1986), “Chromium(VI) based oxidants-1 Chromium peroxide complexes as versatile, mild, and efficient oxidants in organic synthesis”, Tetrahedron 42: 719, doi:10.1016/S0040-4020(01)87476-7 
  3. ^ Stomberg, Rolf (1962), “Crystal Structure of Peroxochromates, CrO5⋅C5H5N”, Nature 196 (4854): 570, doi:10.1038/196570b0 


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