運河の位置関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 14:36 UTC 版)
「ミッテルラント運河」の記事における「運河の位置関係」の解説
ミッテルラント運河は、ノルトライン=ヴェストファーレン州テックレンブルガー・ラント(ドイツ語版)のベルゲスヘーフェーデにある水路の三角交点においてドルトムント-エムス運河から分岐し、グラーフェンホルスター峡谷を流れてトイトブルクの森とヴィーエンゲビルゲ(ドイツ語版)の北側を東に流れる。 ミンデンにおいてミッテルラント運河は、ヴェーザー川の谷をミンデン水路橋(ドイツ語版)で横断する。2本の下路式の橋を使ってヴェーザー川を横断している。ミッテルラント運河とヴェーザー川は、北側から立坑式閘門を経由する経路と、南側から工業用港と2か所の閘門を経由する経路で接続されている。シャウムブルクの森(ドイツ語版)とシュタインフーデ湖(ドイツ語版)の南を通ってハノーファー近郊のゼールツェ(ドイツ語版)へと進み、ライネ川の谷を新旧2本の経路で横断する。ハノーファー-リンデン支線運河(ドイツ語版)およびライネ川への連絡運河を通じて、ライネ川とイーメ川(ドイツ語版)につながっている。ミッテルラント運河はさらにハノーファーの北部を通って、アンダーテンの閘門に達する。ここまでの区間は西水位と呼ばれ、標高50.3メートルの高さにある。これと同じ高さで、ドルトムント-エムス運河はミュンスターの閘門まで続いている。 アンダーテンの東では、14.7メートル水位が上がって標高65メートルとなり、パイネ(ドイツ語版)やブラウンシュヴァイクを通る。エルベ側線運河が分岐すると間もなく、ヴォルフスブルクのジュールフェルト閘門で同一の高さが終わり、ここで9メートル水位が下がる。 ここからは標高56メートルとなり、ヴォルフスブルクのフォルクスワーゲンの工場のすぐ脇を流れる。かつての東西ドイツ国境を通り、ドレームリング(ドイツ語版)自然公園、そしてカルフェアデ(ドイツ語版)、ハルデンスレーベン(ドイツ語版)、ヴォルミアシュテット(ドイツ語版)を通る。2003年までは、マクデブルクの北で戦争のために完成しなかったエルベ川との交差のところでミッテルラント運河は終わっていた。船はローテンゼーボートリフト(ドイツ語版)、ローテンゼー連絡運河、エルベ川、ニーグリップ閘門を迂回してエルベ-ハーフェル運河へ行かなければならなかった。 2003年10月にマクデブルク水路橋(ドイツ語版)が開通し、ミッテルラント運河は918メートルの水路橋でエルベ川を渡って、ホーエンヴァルテ閘門にすぐに到達する。ここで東水位の区間は終わり、18.55メートル水位が下がってエルベ-ハーフェル運河に合わせられる。ホーエンヴァルテの東の325.7キロメートル地点で、ミッテルラント運河はエルベ-ハーフェル運河に合流するが、その先下ハーフェル水路(ドイツ語版)との交点である380.9キロメートル地点まではミッテルラント運河の距離程がつけられている。
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