通信品位法230条
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通信品位法230条(つうしんひんいほう230じょう、英: Section 230)は、プロバイダ免責を定めたアメリカ合衆国の連邦法律である。インターネット黎明期であった1996年2月8日、オンライン上でのわいせつ画像等の流布を禁じる米国通信品位法(Communications Decency Act, CDA)の一部として制定されたものの、米国最高裁判所が1997年6月26日にこれを違憲と判断したため、現在の形に大幅改正された。
- ^ 川口貴久 (2022年5月15日). “マスク氏ツイッター買収と転換期にある「GAFA」規制”. Wedge. 2023年3月11日閲覧。
- ^ 野間易通『実録・レイシストをしばき隊』第2部「グローバル・ヴィレッジの百姓一揆」第2章「バッド・テイスト、価値相対主義、ネットワーク」河出書房新社、244-261頁、2018年。
- ^ 清義明 [@masterlow] (2021年11月18日). "ちなみにアメリカのネットのほぼ無制限の言論の自由を担保した、通信品位法230条は、エロを子供に見せたくないという話から始まった法案が、それから皆騒ぎ出して、逆に全部OKという大逆転で成立した法で、通信「品位」法となっているのは、最初のコンセプトがここだけ残っているという皮肉な話。で、そのネット以外では許されないような言論も、なぜかネットではOKとなったため、さまざまな弊害が起きて、その帰結のひとつが連邦議事堂襲撃事件。エロは強し。そして時としてろくでもないことの突破口になるという。ゲーマーゲート事件みたいに。そういうのわかってんのかね。". X(旧Twitter)より2023年3月12日閲覧。
- ^ Matthew Prince (2019年8月5日). “8chanのサービス終了”. The Cloudflare Blog. 2023年2月25日閲覧。
- ^ Matthew Prince (2019年8月5日). “Terminating Service for 8Chan” (英語). The Cloudflare Blog. 2023年2月25日閲覧。
- ^ “ひろゆき氏が買収した「4chan」、米銃乱射事件で捜査のメス”. M&A Online (2022年5月21日). 2022年6月30日閲覧。
- ^ 2015年のパリ同時多発テロの犠牲者遺族がGoogleを訴えた裁判。Google傘下のYouTubeにISISのビデオが掲載されたことを理由に、YouTubeがテロの原因になったと主張された。この裁判では、プラットフォーマーの免責を定めた通信品位法230条が争点となり、その免責がどこまで及ぶべきかが問題になった。なお通信品位法230条はインターネットが発展する以前の1996年に制定されたものである。これによればプラットフォーマーは、情報の発行者・表現者として扱われないとされ、掲示板などに書き込まれた内容についても、発行者や表現者ではないということになる。しかし、この裁判で問題にされたのは、230条で定められたアルゴリズム免責である。たとえばYouTubeにアップロードされた動画がアルゴリズムによってレコメンド(おすすめ)されると、トップに表示されることがある。この裁判ではとくにレコメンド機能が問題視され、アルゴリズム免責がどこまで及ぶべきかが争点となった。Google側の主張としては、アルゴリズムの免責はインターネットの維持に不可欠というものである。一方、遺族の代理人は、有害なコンテンツが促進されるので免責されるべきではないと主張した。
- ^ “SNSは投稿の「レコメンド」の責任を負うか、米最高裁が判断へ”. フォーブス (2023年2月21日). 2023年3月11日閲覧。
- ^ “Senators Introduce Bill to Exempt AI from Section 230 Protections”. Gizmodo. 2023年6月19日閲覧。
- ^ “米共和・民主上院議員、生成AI巡るSNSの免責廃止法案提示”. Reuters. 2023年6月19日閲覧。
- 1 通信品位法230条とは
- 2 通信品位法230条の概要
- 3 参考文献
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