退役軍人長官
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2008年12月7日、バラク・オバマ次期大統領は、シカゴでの記者会見で、シンセキを退役軍人長官に指名することを明らかにした。オバマ政権が発足した2009年1月20日に上院の全会一致の承認を受け、翌日に7代目アメリカ合衆国退役軍人長官に就任した。アジア系アメリカ人初の退役軍人長官、日系アメリカ人では2人目の閣僚となった。 詳細は「en:Veterans Health Administration scandal of 2014」を参照 2013年11月、CNNが2箇所の退役軍人病院を取材した時、診療の遅れの問題があることが発覚した。その後の調査で2014年4月には退役軍人病院で、約40人の退役軍人が診察待ちの間に死亡した事案が発覚した。数カ月から1年以上放置されていた患者もおり、病院はこの診察の遅れが記録に残らないように裏名簿を作るなど、書類を改竄した疑いもある。オバマ大統領は事態の徹底解明をシンセキ退役軍人長官に指示した。 2014年5月16日には保健担当の次官が辞任した。5月28日には待ち時間を短くみせるための隠蔽工作が行われていたとする暫定報告が発表され、共和党だけで無く、与党の民主党からもシンセキの辞任を求める声が上がった。調査では不祥事が数カ所の医療機関にとどまらず、広範に及んでいたことが明らかになっており、5月30日にはシンセキは辞任し、オバマ大統領はシンセキの軍人や退役軍人省長官としての職務を評価しつつ、辞任を受け入れた。 このような不祥事が起こったのは、増大する退役軍人の医療費を抑制するため、診察待ち時間を減らした施設の幹部にボーナスを与えるようにしたところ、偽の待機者名簿を提出する病院が続出した事による。 この問題はオバマ政権への打撃になると考えられている。
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