近接場光とは? わかりやすく解説

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きんせつば‐こう〔‐クワウ〕【近接場光】


近接場光

読み方きんせつばこう

近接場光とは、光の波長よりも微小な物質構造光を当てた際に、その物構造表面発生する遠くへ伝搬してゆくことがない特殊な光のことである。

例えば、波長よりも小さな開口に光を入射させると、その開口と同じ程度の(光波長よりも小さい)光スポットを得ることができる。この方法によって、レンズで光を絞るよりも小さな光スポットを得ることができる。近接場光の応用法としては、顕微鏡による計測微細加工磁気ディスクメモリ、あるいはタンパク質観察、といったことが可能になる期待されている。


エバネッセント場

(近接場光 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/01 06:56 UTC 版)

金属誘電体の表面を伝搬するエバネッセント波の概略図。電荷密度振動は、表面プラズモンポラリトン波と呼ばれる。電磁場強度は表面からの距離と指数関数型の依存性を示す(右図)。この波は可視光によって効率的に励起する。

エバネッセント場(エバネッセントば、: evanescent field)とは、電磁波)が特定の条件下において金属など反射性の媒質内部に誘起する電磁場の変動をいう。エバネッセント場から放出(反射)される電磁波はエバネッセント波エバネッセント光近接場光と呼ばれる。

屈折率の高い媒質から低い媒質に電磁波が入射する場合、入射角をある臨界角以上にすると電磁波は全反射するが、その際には波数の(境界面に対する)垂直成分が虚数になっている為に、 この項目は、物理学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めていますプロジェクト:物理学Portal:物理学)。



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