辛さと濃さ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 10:04 UTC 版)
ゲーンの辛さはペーストの作成時に使う唐辛子の量と種類により、同じゲーンの種類であっても辛さが大きく異なることがある。 また、ゲーンは水気の多いものとして定義されているものの、その濃さにはブイヨンほどの薄さのものからシチューのように濃いものまでかなり幅があり、中には完全に水気の無いものも存在する。ゲーン・ソムやゲーン・パーはスープ状に近いゲーンの代表であり、ゲーン・マッサマンやゲーン・クア(kaeng khua)はシチューのように濃い。水気のないゲーンとしてはペーストと肉や野菜を炒め合わせたパッ・プリッ・キン(phat phrik khing)や クア・クリン(khua kling)がある。鶏卵の入った蒸し物ホー・モク(英語版)(Ho mok)、タイ北部のゼリー寄せ風のゲーン・クラダーン(kaeng kradang)、細い麺につけて食べるカノム・ジーン・ナム・ヤオ(khanom chin nam ngiao)などにも様々な食材を混ぜて作ったペーストが使われていて、これらの料理もゲーンの範疇に入れられている。
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