輸送障害と短絡による解消
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 06:40 UTC 版)
「善光寺カーブ」の記事における「輸送障害と短絡による解消」の解説
伊勢電気鉄道は経営不振により、近鉄直系母体である大阪電気軌道の傘下にあった参宮急行電鉄に買収され、その後両者が合併した関西急行鉄道を経て現在の近畿日本鉄道となった。だが、このカーブは速度向上の妨げになるばかりでなく、車両が接触するため20 - 21 m級の大型車両の進入を阻むなど、輸送力強化の面から見ても問題となっていた。 そのため近鉄では名古屋線を1,435 mmへ改軌する計画に先駆け、国鉄四日市駅への乗り入れを廃止して、四日市市内をほぼ直線で抜ける1.1 kmの短絡ルートへの切り替えを計画し、1956年(昭和31年)に実施した。これに伴いこのカーブも解消された。
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