車載消火装置
運輸省(現・国土交通省)の先進安全自動車推進検討会が提唱した試作実験車(ASV)に関する衝突後の災害拡大防止対策の一システム。自動車の事故で車両に火災が発生した際、乗員が火災消火スイッチを操作することで、車載している消火剤で消し止めようとするもの。また、火災が発生すると外部からの消火活動ができるように、フードロックが自動解除するものも考案されている。しかし、車両の火災は事故形態によって発生場所が異なること、火災が発生するような事故では自動車乗員の意識が喪失する可能性があること、消火剤の管理体制などの問題が多く、旅客の運行を目的とした自動車に限定されて取り入れられていくシステムといえる。
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