車体更新の施工・モハ3710形の成立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/30 15:50 UTC 版)
「北陸鉄道モハ1500形電車」の記事における「車体更新の施工・モハ3710形の成立」の解説
1963年(昭和38年)にモハ1502・1504は台枠と屋根のみを流用して自社工場で車体を新製し、モハ3020形3021・3022と改称された。新製された車体はノーシル・ノーヘッダー構造で、窓の固定支持にHゴムを多用した北鉄の標準スタイルとされ、窓配置はd1D8D1d(d:乗務員扉, D:客用扉)と改められたため、種車の面影はわずかに狭幅車体と深い屋根形状に残るのみとなっている。正面には貫通扉が設置されたが、床面高さの関係から貫通幌枠が正面屋根部に突出しているという異様な形態であった。また、モハ3021と3022では正面窓の大きさが異なっていたため、正面から受ける印象は2両で異なっていた。 主要機器については台車を含めて種車より流用しているが、制御器のみ日立製作所製MMC-L50B電動カム軸式自動加速制御器に換装されている。なお、翌1964年(昭和39年)には制御器および主電動機をモハ3700形と同一のものに換装しモハ3710形(3711・3712)と再度改称・改番された。
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