資福寺
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資福寺(しふくじ)とは、宮城県仙台市青葉区にある臨済宗妙心寺派の寺院である。仙台の北山に並ぶ禅寺北山五山の内の一山である。
概要
鎌倉時代の弘安年間、長井時秀によって米沢近郊の夏刈(山形県高畠町夏茂)に建立される。学問の中心として、関東十刹の一つに挙げられることもある有力寺院であった。南北朝時代、長井氏が伊達氏に滅ぼされた後も、伊達氏の保護を受ける。
戦国時代には、伊達輝宗が虎哉宗乙を招いて住持とし、子の政宗の教育を任せたことで知られる。後には伊達氏の移封に従い、天正19年(1591年)に岩出山、慶長5年(1600年)に仙台谷地小路(仙台市東六番丁)、寛永15年(1638年)現在地に移転した。紫陽花の名所で、いわゆる「アジサイ寺」として著名。
資福寺跡(史跡)
山形県の資福寺跡は、本堂は遺構のみだが、9代政宗の墓、輝宗と遠藤基信の墓がそのまま残り、史跡となっている。敷地は現在も仙台伊達家の所有地である。
参考文献
『高畠町史』 高畠町、1972年
外部リンク
- 臨済宗黄檗禅 公式サイト宮城県の座禅会情報一覧
- 公益社団法人 宮城県観光連盟 資福寺(資福禅寺)行ってきました
資福寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 02:51 UTC 版)
父から引き継いだ出羽長井荘(現在の山形県高畠町)に資福寺を建立したとされ、学問の中心として、関東十刹の一つに挙げられることもある有力寺院であった。出羽長井氏の衰亡後は伊達氏により保護を受け、虎哉宗乙の元で幼い伊達政宗が学んだ。その移封に伴い仙台へ移った。
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