資源変動に関する環境決定論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 08:52 UTC 版)
「環境決定論」の記事における「資源変動に関する環境決定論」の解説
資源変動の要因を説明するために導入される環境決定論は、自然変動論とも称し、生物の発育初期(特に卵から稚仔の段階)での死亡量の大小が資源量を決する、という考え方である。 例えば、スルメイカの資源変動に環境決定論を適用した伊東祐方は、寿命が短く浮魚的性質の強い種は、水温などの環境の作用を受ける、とした。これに対する概念は、人為変動論である。人為変動論では人間による乱獲がスルメイカの漁獲減少につながり、人間が漁獲をしなければスルメイカの個体数は限界値で安定する、としている。
※この「資源変動に関する環境決定論」の解説は、「環境決定論」の解説の一部です。
「資源変動に関する環境決定論」を含む「環境決定論」の記事については、「環境決定論」の概要を参照ください。
- 資源変動に関する環境決定論のページへのリンク