負の自己スキーマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 15:23 UTC 版)
「認知の歪み」も参照 アーロン・ベックによる認知トライアドによれば、抑うつに陥った人はたいてい児童期における経験に基づいた、負の自己スキーマを保持しているという。このようなスキーマは批判、虐待、いじめといったネガティブな年少期経験から生じうる。 ベックは、ネガティブな自己スキーマを持つ人々は、受け取った情報を認知の歪みで挙げられたようなネガティブな方向へと解釈する傾向があることを示唆している。うつ病や神経症の人々が、とある出来事についてネガティブに反応し、それを悲観的な方向で描写するスタイルは、このスキーマが自己イメージに影響を表していることの一例である。このスタイルにおいては、彼らは自分自身がコントロールできないネガティブな出来事や他人の行動について、それは永久に続くものであり、かつそれらは感情的健康に著しく影響を及ぼすと信じている(認知の歪み#個人化)。
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