貝の道の交易
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 17:38 UTC 版)
グスク時代より前の奄美・沖縄および先島は、後述の出土品から大和(九州)との交易が主体であったと考えられている。主要交易品は奄美以南に産出する珍しい貝殻類であった。「貝の道」の交易である。後期貝塚時代の前半はゴホウラやイモガイを交易品とし大和側は弥生土器と取引していた。後半はヤコウガイを交易品とし、大和側はこれを螺鈿細工に加工して中国と交易していた。後述の肥前産の石鍋はヤコウガイとの取引により流入したと見られている。また、硫黄は薩南の硫黄島から産し、日本が中国に輸出していた(これに対し琉球王国では硫黄を硫黄鳥島から産した)。
※この「貝の道の交易」の解説は、「沖縄貝塚文化」の解説の一部です。
「貝の道の交易」を含む「沖縄貝塚文化」の記事については、「沖縄貝塚文化」の概要を参照ください。
- 貝の道の交易のページへのリンク