警察の裏金問題に対する態度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 05:09 UTC 版)
「漆間巌」の記事における「警察の裏金問題に対する態度」の解説
漆間が警察庁長官だった時期、全国の警察本部で不正経理の発覚が相次いだ。これに対し漆間は「全国で相次ぐ不正経理で予算の不適正執行が判明すれば、正し、返還する行政処分だけではなく、刑事処分も含めた厳正対応が私の責任」と述べたが、その一方で2005年、宮城県の浅野史郎知事(当時)が宮城県警察の捜査報償費について会計文書の閲覧と捜査員の聴取を要求し、県警側がこれに応じなかったため予算執行を停止すると、「捜査協力者に知事が会う目的で文書の開示を求めるならば、警察活動への介入そのもの。言語道断だと思う。執行停止によって一線の捜査活動に大変な支障が生じ、治安活動にもブレーキがかかる。知事は治安責任を果たしていないのではないか」と発言。また愛知県警察総務部が1971年に作成した裏帳簿に漆間の兄である漆間英治の名が記載されていることが発覚、漆間本人も1996年に架空の出張旅費を申請し裏金を捻出していた疑惑を追及されている。
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