諸分析・諸見解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 03:11 UTC 版)
厚生労働省の調査結果では、56%の引きこもり経験者がこれまでに精神障害を経験していた。しかし精神障害の経験なしの者も44%あった。引きこもりと同時期の精神障害の発症は多くない。精神障害が合併しやすいが、「引きこもり=精神障害の一症状」ではなさそうである。 厚生労働省の調査研究班が、引きこもり支援にあたる専門機関の職員などに向けた「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」をとりまとめた。全国5か所の精神保健福祉センターにおいて、引きこもりの相談に訪れた当事者184人(16歳〜35歳)を対象に精神科診断を行なったもの。調査結果によると、何らかの精神障害を有していると診断されたのは149人。分類不可とされた1名を除き、 統合失調症などを有し、薬物療法を必要とする群(49人) 広汎性発達障害など、生活・就労支援が必要となる群(48人) パーソナリティ障害など、心理療法的支援が必要となる群(51人)という、3つに分類された。
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