論理回路と真理値表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 00:45 UTC 版)
具体的には、TTLを例にとれば、入力電圧:2.0V以上を「真」、入力電圧:0.8V以下を「偽」、出力電圧:2.7V以上を「真」、出力電圧:0.4V以下を「偽」とするのが正論理である。負論理では入力0.8V以下と、出力0.4V以下を「真」とし、入力2.0V以上と出力2.7V以上を「偽」とする。 論理回路の多くはTTL ICに限らず、人間の生活に即した正論理で処理が行われる方が理解もし易い。負論理の方法は電子回路の働きを人間が設計や修理の際に考える場合に面倒であっても、回路そのものは正しく働いてくれる。実際にはコンピュータなどのバスや割り込みの処理にはオープンコレクタ回路に代表されるように負論理も必要に応じて利用される。 下記はNANDゲート回路の真理値表である。 入力 A入力 B出力 YHi Hi Low Hi Low Hi Low Hi Hi Low Low Hi これを、負論理として見てみよう。Hi=偽、Low=真として見ると、NORとなっていることが以下の表からわかる。 負論理の入力 A負論理の入力 B負論理の出力 YHi=偽 Hi=偽 Low=真 Hi=偽 Low=真 Hi=偽 Low=真 Hi=偽 Hi=偽 Low=真 Low=真 Hi=偽 同様に正論理のAND回路は負論理のOR回路に、正論理のOR回路は負論理のAND回路になる。
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