読書会の様式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/29 06:51 UTC 版)
読書会は目的や参加者数、文化背景などに基づいて様々な様式・分類がある。竹内悊は、読書会の進行形式と、読書会で何を読むかという2つの観点に基づいて読書会を次のように分類している。 「読書会の進め方」による分類輪読会式: 特定のテキストを一区切りずつ読んでいく方式 研究会式: 特定のテキストを事前に読んだ上で指導者を中心に報告や講義を行う方式 発表会式: 参加者が各自自由なテキストとテーマで発表を行う方式 「何を読むか」による分類テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会 テーマ読書会: 同一のテーマであればテキストは同一である必要はない読書会 自由読書会: テキストもテーマも制約がない読書会 アメリカにおける読書会の形態として最も普及している形式は、一般にブッククラブと呼ばれている。ブッククラブでは、ある程度固定されたメンバーによって不定期にイベントとして開催される。イベントの内容は、特定の本をそのイベントのテーマとしてメンバーが事前に読んでおき、イベント当日にはテーマとなる本の内容についてメンバー同士で自由にディスカッションするというスタイルが一般的である。前述した「Oprah's Book Club」も同様の形式で番組が構成されている。 ブッククラブ形式以外にも、特定の本をテーマとはせず、メンバー各自が持参した本について語り、紹介したり交換しあう形態の読書会も存在する。国内では「ブクブク交換」や「ビブリオバトル」がこの形式の読書会に該当する。
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