誤差の発生要因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 10:14 UTC 版)
「ホイートストンブリッジ」の記事における「誤差の発生要因」の解説
ホイートストンブリッジによる未知抵抗の測定は零位法であるため、誤差が少ない精密測定に効果的であるが、以下の5点による誤差要因を考えることができる。 R 1 {\displaystyle R_{1}} , R 2 {\displaystyle R_{2}} , R 3 {\displaystyle R_{3}} を既知の固定抵抗として、中間点の電位差、または電流値から R x {\displaystyle R_{x}} を求めることもできる。 既知抵抗、可変抵抗の真値と公称値とのずれ 平衡読み取りの誤り 回路中の熱起電力 通電による加熱、高い周囲温度による抵抗の加熱がもたらす抵抗値の変化 リード線抵抗、接触抵抗 従って、ブリッジへの印加電圧を低く保つことを要する。電圧源を交流電源(交流信号源)、検流計を交流を検出するものに置き換えることで、抵抗値の測定用からインピーダンスの測定用に拡張できる。 ひずみゲージの測定回路として用いられる他、さまざまな電気量の測定回路として用いられる基本的な回路である。 鉄道車両では、主電動機の接続方法を切換る際に急激なトルク変動を抑える目的でこの回路が応用され、橋絡渡り方式と呼ばれている。
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