語彙の嚆矢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 06:05 UTC 版)
文庫の語は本来、図書を収蔵する書庫を意味するが、明治期に、読者が全体をまとめて購入する事が期待され、また、全巻が購入される事によって文庫と呼ばれるにふさわしいようなコレクションになるように企画された叢書、全集のシリーズ名として用いられる事により、近代出版界の中で独特の用語として使われるようになった。初期文庫の名を持つ叢書に1893年創刊の帝國文庫(博文館)があるが、これは四六判クロス装全冊1000頁以上という豪華本であって、現在の小型の廉価本としての「文庫本」のイメージからは遠いものである[要出典]。
※この「語彙の嚆矢」の解説は、「文庫本」の解説の一部です。
「語彙の嚆矢」を含む「文庫本」の記事については、「文庫本」の概要を参照ください。
- 語彙の嚆矢のページへのリンク