認識化仮説 (Noticing Hypothesis)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/18 05:20 UTC 版)
「第二言語習得の理論」の記事における「認識化仮説 (Noticing Hypothesis)」の解説
詳細は「en:Noticing hypothesis」を参照 注意力は、言語処理の成否を決定する重要な要素の一つと考えられている。Richard Schmidtは、明示的なメタ言語知識は必ずしも習得に不可欠な要素ではないが、学習者はL2インプットを認識することは必要であると主張する。 彼の「認識化仮説」によると、学習者は、学習の中途の中間言語が対象の言語の文法とは異なっていることを認識する必要があるとする。この差分の認識が、学習者の内部的言語処理能力をして学習者の中のなL2の文法の表現を再構築して、学習者が発する言語を対象の言語に近づける。この観点からして、Shmidtの解釈は、表出主義やコネクショニズムの文法習得過程の処理と整合性がとれている。
※この「認識化仮説 (Noticing Hypothesis)」の解説は、「第二言語習得の理論」の解説の一部です。
「認識化仮説 (Noticing Hypothesis)」を含む「第二言語習得の理論」の記事については、「第二言語習得の理論」の概要を参照ください。
- 認識化仮説のページへのリンク