詩人としての経歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 22:27 UTC 版)
「トマス・M・ディッシュ」の記事における「詩人としての経歴」の解説
ディッシュは小説を執筆する傍らで1964年から詩も発表し、1972年に最初の詩集を出版した。ディッシュは詩と小説の読者は違うと想定して、ペンネームも単純化したトム・ディッシュにしていた。Highway Sandwiches や Haikus of an AmPart ではソネット形式の中で様々な実験をしているが、The Dark Old House では厳密な形式と自由な形式の混合を試みている。アメリカの詩人によく見られるように、ディッシュもユーモアとイロニーをよく使っていた。 ディッシュの詩人としての評価は旧作を集めた1989年の詩集 Yes, Let's で確立された。その後新作を集めた詩集 Dark Verses & Light を1991年に出版した。1995年と2002年には詩の評論集を出版している。 死の直前には雑誌から注文があっても詩を雑誌に掲載することをやめ、Livejournal で直接世間に公表するのを好むようになった。死の10日前に行われたインタビューでディッシュは「私が詩を書くのは、それが私に出来る最も難しいことだからだ。そして、騎手がよい馬に乗るのを楽しむように、私は詩作を楽しんでいる」と述べていた。
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