試し斬り tameshigiri
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 03:21 UTC 版)
「真剣道」の記事における「試し斬り tameshigiri」の解説
試し斬りには、試刀と試斬がある。試斬は剣の練習上で、刃筋、角度をはじめとする刀法十進法の確認、狙った所を斬っているかなど、自分の力量を知るためである。藁、畳表、竹など使用する。 試刀は刀の強さ、切れ味を試すもので、古来より試刀家によって行われた。刀を試すには、色々な方法があるが、その一つには固物を斬って試す方法がある。固物の素材としては、木材、鉄などが使われる。特殊なものでは鎧兜「兜割」などが使われた。固物を斬る時は、刀が折れる危険があるので見世物にすべきではないと、真剣道開祖の試し斬りの教訓の一つにある。嘗て行われた兜割では、危険を伴うので、医者が臨席したとの記録も残っている。 武道家の行う試し斬りは、自分の力量を知るために必要とされる。真剣を使用するので、真剣の知識が必要である。歴史的、文化的価値のある刀は使用すべきでない。刀を使用する時、自身が怪我をしない。見ている人に怪我をさせない。周りにあるものを傷つけないなど、安全第一を考え、周りの状況の把握、刀の点検を怠らず、インストラクターの下で練習する。
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