記録会の傾向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 18:06 UTC 版)
高校生は5000m、学生や社会人は10000mに出場する傾向が強い。これは高校生がインターハイ・国体・全国高校駅伝を、学生や社会人は箱根駅伝や全日本実業団駅伝、あるいはハーフマラソンやマラソンへの調整として適切な距離を選択する為と考えられる。 特に気候的にも記録が出やすい11月や12月の記録会は大規模なものになる。この記録会を駅伝メンバーの選考と位置づけているチームも多く、エントリーも必然的に増える。5000mや10000mの高校記録がこの記録会から誕生するなど、首都圏のみならず全国から選手が出場する。 一方で箱根駅伝を控えた学生に関してはこの時期の参加は一時期よりも減少傾向にある。20kmを超える箱根駅伝を目前に10000mを走ってもあまりメリットがなく、むしろ距離の近いハーフマラソンからメンバーを選考することが望ましいという考えがチーム関係者の間に広がっている為である。また、メンバー選考会ゆえに選手がこの記録会で燃え尽きるケースもあり、無理をさせたくないという本音も垣間見える。
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