記号としての使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 06:41 UTC 版)
大文字の「Φ」は、電磁気学で、磁束を表す。 言語学(生成文法)の用語に、Φ素性というものがある。 数学において Φn の形で xn − 1 における既約円分多項式を表す。 小文字の「φ」( φ {\displaystyle \varphi \,\!} )は、幾何学で、θに次いで角度を表す(球面座標系など)。 数学で正整数 n に対し1から n までの整数のうち互いに素なものの個数を与える関数: オイラー関数 φ(n) として使用される。 また、黄金比の記号としても用いられ、 ϕ = 1 + 5 2 {\displaystyle \phi ={\frac {1+{\sqrt {5}}}{2}}} である。 素粒子物理学では、ストレンジクォークとその反クォークからなるファイ中間子 ϕ ( s s ¯ ) {\displaystyle \phi (s{\bar {s}})} を表す。 量子力学ではψとともに波動関数を表す。 場の理論(場の古典論、場の量子論)では、場を表す変数・演算子として使われる。 電気工学で単相交流を「1 ϕ {\displaystyle \phi \,\!} 」、三相交流を「3 ϕ {\displaystyle \phi \,\!} 」と記述することがある。 地質学において粒径区分に使用される。詳細は砕屑物を参照。 またφ,Φを区別するため、前者をやわらかいファイやバルファイ、後者をかたいファイやファイと呼ぶことがある。
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