計量単位としてのモル濃度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 06:47 UTC 版)
「モル濃度」の記事における「計量単位としてのモル濃度」の解説
法定計量単位としてのモル濃度は、モル毎立方メートル(記号は、mol/m3)、モル毎リットル(mol/lまたはmol/L)の二つと、これらにSI接頭語を付した単位に限定される。これら以外のモル濃度単位を計量法上の取引・証明に用いることは禁止されている。 SIの公式文書では、「基本単位を用いて表現された一貫性のある組立単位の例」として、「物質量濃度」(amount of substance concentration )、量記号は「c」として例示されている。 多くの文献では伝統的にmol dm−3やmol/dm3が用いられるが、これらはmol L−1に等しい。また、大文字でM(モーラーと読む)という略記もあり、しばしばSI接頭語とともに使用される。しかし、Mは、計量法でも国際単位系においても認められていない記号であり、取引・証明に用いることは禁止されている。 mol/m3 = 10−3 mol/dm3 = 10−3 mol/L = 10−3 M = 1 mM である。
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