観点別評価導入の背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/28 18:22 UTC 版)
「観点別学習状況」の記事における「観点別評価導入の背景」の解説
1987年の教育課程審議会で、学習指導要領改定の中で、「日常の学習指導の過程における評価については、知識理解面の評価に偏ることなく、児童生徒の興味・関心等の側面を一層重視し、学習意欲の向上に役立つようにするとともに、これを指導方法の改善に生かすようにする必要がある」との答申が発表された。また指導要録における各教科の評価についても、「教育課程の基準の改善のねらいを達成することや各教科のねらいがより一層生かされるようにする観点から、教科の特性に応じた評価方法等を取り入れるなどの改善を行う必要がある」と、指導要録の様式を改める旨の考えが示された。これを受け、文部省は指導要録の参考様式を提示した。この参考様式の中で各教科それぞれに4〜5つの観点が定められ、絶対評価による3段階の評価を行うこととされた。 指導要録に観点別評価が導入された結果、調査書にも観点別評価を記載するようになった。
※この「観点別評価導入の背景」の解説は、「観点別学習状況」の解説の一部です。
「観点別評価導入の背景」を含む「観点別学習状況」の記事については、「観点別学習状況」の概要を参照ください。
- 観点別評価導入の背景のページへのリンク