観測所の望遠鏡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 01:28 UTC 版)
「岡山天体物理観測所」の記事における「観測所の望遠鏡」の解説
188cm反射望遠鏡:グラッブ・パーソンズ社製。ニュートン焦点、カセグレン焦点、クーデ焦点の三つの焦点を持ち、観測目的・観測装置によって使い分ける。クーデ焦点に置かれた高分散エシェル分光器 (HIDES, HIgh Dispersion Echelle Spectrograph) を使った恒星の分光観測が精力的に行われた。 91cm反射式望遠鏡:日本光学工業(現:株式会社ニコン)製の、国産1号機となる大型反射式天体望遠鏡。2003年10月に運用を停止し、超広視野赤外線カメラへの改造が行われている。 50cm反射式望遠鏡:MITSuME望遠鏡 (Multicolor Imaging Telescopes for Survey and Monstrous Explosions) として設置された望遠鏡。ガンマ線バースト観測専用の望遠鏡として、東京工業大学のグループと共同で運用を行っている。完全自動制御によって、東京大学宇宙線研究所明野観測所(山梨県)の50cm望遠鏡と共に連動観測が行われている。Gバンド(480nm)、Rバンド(650nm) 、Iバンド(800nm) の3バンドの画像を同時に得ることができる。 65cmクーデ型太陽望遠鏡(運用停止) 主に太陽表面の磁場活動を観測していたが、国立天文台三鷹キャンパスに太陽磁場観測専用の望遠鏡が設置されたため、そちらに研究の主体が移った。国内における太陽光学観測の拠点としては京都大学理学研究科附属飛騨天文台(岐阜県)がある。
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