西渡美春(にしわたり みはる)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 06:11 UTC 版)
「天の神話 地の永遠」の記事における「西渡美春(にしわたり みはる)」の解説
「ひとかたの夢」から登場。千葉県緑が浦にある淡島神社の宮司の娘。宮司の父・西渡正治(にしわたり まさはる)、母・佳子(よしこ)、兄・秋穂(あきほ)に囲まれ幸福に暮らしていた。ところが、発作のために病院に入院していた折、強盗により両親と兄は殺されてしまう。1人残してはおけないと既知の人形師・砂崎が作った人形の身に淡島神の力で宿った家族に守られていたが、やはり生と死の理を歪めるからとこすもにより淡島神が力を解いたため、死んだ家族が根の国に去った後に幽宮に引き取られる。人形を手にすると淡島神が降臨する憑坐であるため、次代の日巫子候補の1人になる。「オシャグリ様」で母の結婚に反対した長野県の伊那に住む祖母の本郷徳子(ほんごう とくこ)の財産を巡る争いに巻き込まれた。祖母の死に際、母・佳子の分であるルドンの版画の裏の通帳を祖母より遺された。その際、母親の名前が「春子」となっていたが、作者によれば勘違いで「佳子」が正しいと明言している。王士にほのかな想いを寄せる。「神様の卵」で生まれながらに虫に憑かれ、日巫子(こすも)を殺すという敵の誕生を予言した。かなり深刻な事態であるらしく、そのお告げをした際の憑依した淡島神は苦しげだった。
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