西本聖とのライバル関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 02:23 UTC 版)
「江川卓 (野球)」の記事における「西本聖とのライバル関係」の解説
現役時代の江川のライバルとして西本聖がいる。元々は「空白の一日事件」で江川が巨人に入団した際、球団が先発ローテーションの一角を無条件で江川に与えたため、ドラフト外から這い上がって先発ローテーション枠をつかみかけていた西本が一方的に江川をライバル視していたが、沢村賞の一件以降、江川も西本を「唯一のライバル」として意識するようになった。食事はもちろん、新聞や雑誌などの取材でも頑なに二人での取材を避けたという。二人にまつわる逸話として、以下のようなものがある。 投球練習の際にお互いに意地になって330球以上も投球した。 お互いが先発している試合で「頼むから打たれてくれ」と思っていた。 1983年、西武ライオンズとの日本シリーズ第6戦で抑えに自分が登板すると思っていたところ、第7戦先発予定の西本が呼ばれたため緊張の糸が切れてしまった(9回に西本が同点に追いつかれ、10回に江川が登板するもサヨナラ負けを喫した)。 1980年から1987年まで交互に4回ずつ開幕投手を務めたが、江川の年はいずれもチームは優勝していない(西本の年は3回優勝)。 江川が入団した1979年から引退する1987年までの9年間において、シーズン勝利数で西本が江川を上回った年は1度もない(1984年のみ同じ15勝だが、西本が11敗しているのに対し江川は5敗だった)。 ただし、引退後は同じ伊東会のメンバーとしてお互いに親交を深めている。
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