西日本要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/06 21:38 UTC 版)
否定助動詞に「-ん」を用いる。 推量、意志、勧誘に「-う」を用いる。 断定助動詞に「-じゃ、-や」を用いる。 形容詞連用形はウ音便。例)白うなる。 ワ行五段動詞連用形はウ音便。例)コータ(買った) 居るは「おる」を用いる。 一段動詞とサ行変格動詞の命令形に「よ」または「い・え」を用いる。(例)みよ・みい(見ろ) 能力不可能と状況不可能を使い分ける。例)よう泳がん((能力的に)泳げない)、泳げん((状況的に)泳げない) アスペクトの区別がある。例)完了相:散っとる(すでに散っている)、進行相:散りよる(現在散っている) 東日本方言であっても、西日本方言であってもこれらの要素全てを満たす方言は多くはなく、あくまで、「要素」として、当てはまる数の多少などを考慮して総合的に判断される。
※この「西日本要素」の解説は、「方言区画論」の解説の一部です。
「西日本要素」を含む「方言区画論」の記事については、「方言区画論」の概要を参照ください。
- 西日本要素のページへのリンク