装甲と武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 18:27 UTC 版)
当時のドイツの工業力では、掩蔽壕に兵器を搭載し装甲を堅くするために必要な量の鋼鉄を供給することができなかったので、掩蔽壕は大した軍事的価値はなかった。装甲板の付いた区画は銃眼とそのシャッタ、および360度の防御用の装甲砲塔も含んでいた。ドイツは、装甲板(ほとんどニッケルおよびモリブデン)を製作するために必要な合金の供給は他の国々に依存していたので、装甲板は省略されるか、あるいは低品質の代用品で置き換えられた。この欠陥は公式写真でさえ見ることができた。 掩蔽壕には砲が取り付けられていたが、それらは戦争の最初の年に不適当であることが分かり、取り外された。既設の掩蔽壕の場合、有効な防御に必要な大口径の武器を設置できない場合もあった。
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