行進曲「南を守る鳥」とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 音楽作品 > 楽曲 > 吹奏楽曲 > 行進曲「南を守る鳥」の意味・解説 

行進曲「南を守る鳥」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/05 13:04 UTC 版)

行進曲「南を守る鳥」(こうしんきょく「みなみをまもるとり」 The Bird that Guards the South)は、2008年に奈良県吹奏楽連盟の委嘱で酒井格が作曲した吹奏楽曲。略称は「朱雀」。

概略

奈良県吹奏楽連盟創立50周年記念のために2008年10月に作曲。同年12月14日に奈良県吹奏楽連盟 中学校部会が開催した「みんなのコンサート」で初演が行われた。ただし、これは一部に限定された人のみしか聞けなかった(同コンサートに参加している学校の生徒やその保護者など)。そのため、一般の人でも聞けるようになったのは2009年2月1日に開かれたバンドフェスティバルで、それが実質的な初演になる。

「南を守る鳥」とは「朱雀」のことをいう。これは、奈良県奈良市にある平城宮跡朱雀門の事を指す。作曲者の酒井はこの朱雀門のイメージから作曲した。また「行進曲」と称しているが、実際には行進曲的な要素はそれほどなく、コンサートマーチの要素が強くなっている。

酒井は10年前の奈良県吹奏楽連盟創立40周年記念の時にも2曲作曲しており(若草山のファンファーレ、大仏と鹿)、奈良県吹奏楽連盟に委嘱を頼まれたのは今回が2回目である。

曲の構成

冒頭はサックスとホルンによるファンファーレが響いた後、全部の楽器が入りメロディーを奏でる。その後にドラムマーチがあり、トロンボーンと木管の掛け合いがある。再び冒頭と同じメロディーが流れ、だんだん静かになりながら中間部に向かって行く。中間部はユーフォニアムのソロが奏でられ、同じメロディーが木管によって繰り返される。ホルンと木管の掛け合いの後に、冒頭と同じメロディーが流れる。再び中間部と同じメロディーが流れ、それが繰り返された後、最後に向かって壮大にメロディーが鳴り響き、冒頭と同じメロディーで曲が終わる。

編成

編成表
木管 金管
Fl. 2, Picc. Tp. 3 Cb.
Ob. 1 Hr. 4 Timp.
Fg. 1 Tbn. 3 Glock., Tri., S.D., Cym., Tamb., S.C., B.D.
Cl. 3, E♭, Alto, Bass Eup.
Sax. Alt. 2 Ten. 1 Bar. 1 Tub.




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「行進曲「南を守る鳥」」の関連用語

1
12% |||||

2
4% |||||

3
4% |||||

行進曲「南を守る鳥」のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



行進曲「南を守る鳥」のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの行進曲「南を守る鳥」 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS