蜜食動物とは? わかりやすく解説

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蜜食動物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 04:59 UTC 版)

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飛びながら花の蜜を吸うミドリハチドリ
フクロミツスイ(図画)
ゴクラクチョウカの花蜜を舐めるヒラオヒルヤモリ(en、ヒルヤモリ属の1

蜜食動物(みつしょく どうぶつ、英語: nectarivore)とは、被子植物によって生産される糖分豊かな液体(花の)を選択的に食物とする植物食動物の一群である。

蜜食を「花蜜食(かみつ しょく)」、蜜食動物を「花蜜食動物(かみつしょく どうぶつ)」とも称す。被子植物のかかわり方によって、送粉者あるいは盗蜜者に分けられる。

学名 nectarivore は、ギリシア語起源のラテン語 nectar (蜜)と、ラテン語 vore (食う)から合成された造語である。

特徴

蜜食動物として挙げられるものの大多数は昆虫類であり、一部の鳥類と併せてほとんど全てと言えるほどであるが、爬虫類ヒルヤモリ属や、有袋類フクロミツスイ、翼手目の小翼手亜目(コウモリ亜目)といった哺乳類もいる。

蜜食動物のうちのかなり多くの種は盗蜜者である。蜜を摂食するに際しては長い(ふん)やを用い、花粉との接触がほとんど無いため、植物が蜜の生産の主目的とする受粉に対して貢献しない。送粉者となるものの多くは、長い摂食器官を持たない種類の動物であるが、チョウ目昆虫を送粉者とするように進化した植物もある。

具体例

蜜食動物とその関連で特筆に値するものをここに示す。

なお、哺乳綱食肉目クマ属も「蜂の巣から蜂蜜を食べる」と知られるが、蜂の巣を襲う場合は蜂の幼虫やさなぎを食べることを主目的としており、ハナバチ類の巣だけでなく蜜を蓄えないカリバチ類の巣も同様に襲う。

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