著者の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 00:54 UTC 版)
「コロサイの信徒への手紙」の記事における「著者の問題」の解説
聖書学者レイモンド・ブラウンは『新約聖書概論』(1997年)の中で「現代の聖書学者の60%は本書がパウロ本人によって書かれたことを否定している。」という。確かに文体や言葉遣い、パウロらしい思想がみられないことなどから本書の著者がパウロ本人でないと考えるものは多い。具体的に、テモテ、エパフラス、フィレモンという著者説がある。 その一方で細かい違いを認めつつも、それでもパウロが書いたものであり、人間である以上著作の内容やスタイルにばらつきは起こりうるという立場を取る学者たちもいる。
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