葉脈の型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 09:18 UTC 版)
その配列によって平行脈(parallel venation)と網状脈(reticulate venation)に分かれる。網状脈は主脈に対して側脈がある程度角度をつけて出て、それが更に枝分かれして、全体として葉脈が網の目状になるものを言う。平行脈とは、側脈が主脈に対してごく小さな角度で出て、それらが互いにほぼ平行に走るもので、時にそれらの間を更に細い脈が連結する。被子植物においては、網状脈は双子葉植物、平行脈は単子葉植物の特徴とみなされているが、例外も少なくない。 シダ植物の場合、葉脈には二叉分枝の色が濃い。イチョウの葉の場合、ほぼ全てが二叉分枝からなっている。このような構造は原始的なものと考えられている。 なお、ヒカゲノカズラ植物門などの葉では、葉脈は主脈状のものが一本あるだけで、枝は存在しない。
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