落札率100%契約の組織的隠蔽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 21:48 UTC 版)
「小牧市役所」の記事における「落札率100%契約の組織的隠蔽」の解説
2018年7月アール・アイ・エー社が設計業務を受託し整備が進められている「(仮称)小牧市こども未来館」と子育て包括支援センターの設計業務で、市の予定価格がアール・アイ・エー社の見積価格と同額の落札率100%だった事を、市民団体が情報公開請求で同契約に関する書類を得て指摘するまで問題とせず、公表していなかった事が発覚。官製談合が強く疑われている。これらはいずれも随意契約で同年4月に契約が結ばれており、市が定める上限の予定価格に収まるまでアール・アイ・エーが見積もり額を繰り返し提出できる方式だった。同年9月19日小牧市議会でこの問題に関する質疑が行われた。市議会議員が「(市の予定価格と落札率が)100%同じだが、おかしいとは思わなかったのか」と質問すると、市側は市の職員とアール・アイ・エー社社員の双方に予定価格の漏洩がなかったか聞き取り調査を行った事を説明。山下史守朗小牧市長は「(予定価格漏洩は)まったくありえないことではないが、これだけで決めつけの判断はできない」と主張した。その後子育て包括支援センターの監理業務も落札率100%でアール・アイ・エーが落札していた事も発覚。同年11月22日臨時議会が開かれ、この問題を調査する第三者委員会設置設置が決まった。
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