荒川の洪水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 12:33 UTC 版)
荒川はその名前のとおり「荒ぶる川」となり、過去幾度となく洪水による氾濫を繰り返してきた。古くは平安時代初期の天安2年(858年)、『三大実録』に「武蔵国水勞」という記述があり、鎌倉時代初期の建仁元年(1201年)8月の暴風雨で、下総国葛飾郡の海溢れて4,000人余が漂没したことが『吾妻鏡』記されている。ほかにも、慶長元年(1596年)には100年に1度といわれる大洪水、慶長19年(1614年)の「諸国出水」、元和3年(1617年)の入間川洪水、元禄元年(1688年)に荒川洪水。さらに、近代以降では最大の明治43年の大水害、昭和22年・49年・57年にも洪水が発生。平成11年には熊谷水位観測所、治水橋水位観測所において観測開始以来、過去最高となる水位を観測。平成19年には三峰雨量観測所にて総雨量573 mmを記録、熊谷水位観測所では観測開始以来の最高水位を記録している。
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