茨城県結城市所蔵品
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平成14年(2002年)、元島田市議会議員で郷土史研究家の塚本昭一(島田御手杵槍顕彰会代表)と静岡県島田市の有志により最初の復元が図られた。当初はさほど注目されず、少ない現存資料からの復元であったが、これが各地での復元・研究の呼び水となる。平成15年(2003年)、完成した復元品(柄の長さは243cm)は結城氏初代・朝光の没後750年祭にあわせて島田市より茨城県結城市に贈呈された。復元品の中で唯一、拵えに鍔を備えている。当初の鞘は代用として牛毛皮によるものだったが、平成27年(2015年)10月、資料に伝わる黒熊毛皮の鞘が完成し島田御手杵槍顕彰会が結城市へ寄贈、島田市での展示を機に牛毛皮鞘は島田市の制作者の元へ返還された。平成29年(2017年)静岡県島田市博物館に於いて日本号写し・蜻蛉切と共に展示された。2019年現在、茨城県の結城市内にある展示施設の結城蔵美館にて展示されている。
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