英雄の顕彰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 08:10 UTC 版)
歴代のアメリカ大統領の中には暗殺されたり狙撃されて重傷を負ったりした者が少なくない。暗殺計画や未遂事件も枚挙に暇がないが、日本の五・一五事件や二・二六事件のように官邸であるホワイトハウスが襲撃されて大統領に危害が及んだことだけはこれまでに一度もない。唯一、あわや、という事件が起きたのはこのブレアハウスにおいてだった。1950年11月1日、プエルトリコ独立運動の過激分子二人組がブレアハウスに居住するトルーマン大統領の暗殺を企て同家屋内に浸入しようとした。しかしこれを察知したシークレットサービスとたまたま居合わせた警護担当警察官のレスリー・コッフェルトとの間で銃撃戦となる。コッフェルトが犯人の一人を射殺することに成功したこともあって大統領は無事だったが、コッフェルト自身も被弾して4時間後病院で死亡した。現在ブレアハウスの玄関脇にはこのコッフェルトの殉職を顕彰する銅製刻板が置かれている。
※この「英雄の顕彰」の解説は、「ブレアハウス」の解説の一部です。
「英雄の顕彰」を含む「ブレアハウス」の記事については、「ブレアハウス」の概要を参照ください。
- 英雄の顕彰のページへのリンク