英語訳の評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/22 17:40 UTC 版)
「テオフィル・ド・ガランシエール」の記事における「英語訳の評価」の解説
1681年にJ.B.フィラレロスがロンドンで刊行した『イングランドにとっての喜ばしき朗報、すなわち著名なミカエル・ノストラダムスの予言』ではガランシエールの英訳を用いたことが明言されている。同じ時期に英語でのノストラダムス関連のパンフレット類の刊行点数がとみに増加しており、ガランシエールの著書の影響を見ることができる。 しかし、現在ではその評価は極めて低い。エドガー・レオニやエヴリット・ブライラーといった20世紀英語圏の懐疑派の研究者は、その英訳を酷評している。信奉者の間でも積極的に用いようという論者はほとんどいない。例外はアメリカの出版業者ヘンリー・C・ロバーツであり、彼は1947年に『予言集』の英仏対訳版を出した際に、ガランシエール版の原文、英訳とも重用した(これは、ガランシエール版以来となる史上2例目の対訳版であった)。日本で刊行されている唯一の仏和対訳版はこのロバーツの本からの重訳である。
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