苦労の免疫理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 07:45 UTC 版)
「ランドルフ・ネッセ」の記事における「苦労の免疫理論」の解説
ネッセは、人間の希望や絶望についての考察の中で、困難な状況の経験とそれに耐える力について、これを免疫の働きに喩える「苦労の免疫理論」を唱えた。山田昌弘は2004年の著書『希望格差社会』の中で、ネッセの議論を「社会に出る前に『小さな苦労』に出会い、その苦労が報われるという経験をしておくと、苦労に対する免疫ができ、社会に出てからも大きな苦労に対し、希望をもって対処することができるということ」と紹介し、現代日本が若者が希望をもちにくいとする主張の根拠のひとつとした。
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