芸能の祭りとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/15 17:21 UTC 版)
掛川の祭りは各町の出し物「余興」でも知られる。各町参加者が「かっぽれ」「奴さん」「おいとこ」「木遣り」などの舞踊を披露するが、以下に挙げる余興は、大祭の年だけに披露される特別な余興である。これらの中でも西町の「奴道中」、瓦町の「かんからまち」、仁藤の「大獅子」は特に有名で三大余興という。 塩町の「浦島」 仁藤の「大獅子」 重さ300キロの獅子頭が掛川の町内を練り歩く。 連雀町の「吉原雀」 肴町の「四十七士」 中町の「俄獅子」「桃太郎」 紺屋町の「木獅子」 江戸時代、掛川城主より獅子頭と太鼓を下付されたといわれる格式高い獅子舞。 西町の「奴道中」 島津家の大名行列をかたどったものといわれ、供奴の大名行列や毛槍の受け渡しが見もの。 瓦町の「かんからまち」 越後系の獅子舞で、3頭の木獅子が舞う、関東地方を中心に分布する三匹獅子舞の一種。 十九首の「神田祭」 衣裳は通常は各町ごと決められた法被を着用し帯を締めるが、大祭の特別な余興においては、専用の豪華な衣裳に仮装して余興を行う。このような出し物を特に戦前期には各町競って披露していたため、衣裳祭としての側面もあった。現在では上記の町で残っているのみであるが、下俣町の「曽我兄弟」など屋台の山車人形に名残をとどめる町もある。
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