花菱薫(はなびし かおる)<弟>
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 05:31 UTC 版)
「藍より青し」の記事における「花菱薫(はなびし かおる)<弟>」の解説
薫の異母弟。異母兄と同姓同名。原作のみの登場。異母兄同様、非嫡出子として育った為、不遇な人生を過ごしてきた。出奔した異母兄の代わりとして源一郎から花菱家に招かれたことで、千載一遇のチャンスとばかりに進んで花菱財閥の跡取りになろうとする。源一郎の遺言の内容上、終盤では次期当主となるために、異母兄から力ずくで葵を奪い取ろうとする。認知症発症後に甲斐甲斐しく介護していることに関して日々感謝されていたためか、源一郎には肉親としての情を持ち、異母兄に対しては源一郎の認知症の元凶と強く信じて内心怒りを燃やすなど、本質的にはどこか好青年的である。しかし、自分にも虐待を加え続けた源一郎に対しての恨みは残っていたらしく、上記の無責任な内容の遺言を知ったのもあって彼の死を全く悲しんでいなかった(それどころか今までの好青年的な面を捨て、悪しざまに罵っている)。葵を花菱家に幽閉した後、葵の両親との面会にまで漕ぎつけるが、葵の決意と葵を奪還しに現れた異母兄の出現、源一郎の遺言の内容を葵の母に逆手に取られ、敗北。その後、異母兄から花菱家の家督を託された。
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