舞台文学、現在上の鴇色とは? わかりやすく解説

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舞台・文学、現在上の鴇色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/24 16:23 UTC 版)

鴇色」の記事における「舞台・文学、現在上の鴇色」の解説

歌舞伎大役三姫」のうち、既婚者である『祇園祭礼信仰記』の雪姫のみ、姫役の代名詞である赤い振袖ではなく鴇色振袖を着ることがある二葉亭四迷の『浮雲』に登場する18歳美少女お勢は、黄八丈小袖藍鼠の帯、帯上に時色(ときいろ縮緬という姿で菊見出かける当時若い女性らしい「上品なこしらえ」である。 谷崎潤一郎の『痴人の愛』のヒロイン・ナオミが「白っぽいふわふわした薄紫葡萄模様のあるモスリン単衣」と「幅の広い派手な鴇色リボン」を身につけるシーンがある。若々しいがやや浮ついた印象服装である。 渡辺温の『アンドロギュノスの裔』には「抜け落ちてしまって一つかみにも足りない髪を、大きな鴇色リボン結んだ」、自称13歳の年を食った売春婦登場する痛々しい若づくりの象徴鴇色大きなリボンである。 上越新幹線車輌にはこの色を用いられることがとても多い。

※この「舞台・文学、現在上の鴇色」の解説は、「鴇色」の解説の一部です。
「舞台・文学、現在上の鴇色」を含む「鴇色」の記事については、「鴇色」の概要を参照ください。

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